おととい大阪府北部を震源として発生した最大震度6弱の地震。
地震の規模を表すマグニチュードはM6.1、震源の深さは13km。
また、大阪府で震度6弱を観測したのは、
気象庁が観測を始めて(1923年より)以来、初めてだそうだ。
TVやネットニュースでは連日のように痛ましい報道が続いている。
地震発生が朝8時前、通勤・通学ラッシュで人の行き来が多い時間帯という事もあり、
建物や家の中だけでなく、外で被災してしまった方も多かったと思う。
被害で亡くなってしまった方のご冥福をお祈りするとともに、
これ以上被害が拡大しないように、ただ願うばかりである。
今回の地震を見ていて、2年前の熊本大分地震が頭をよぎった。
あの時は4月14日の午後21時30分ごろに前震、16日の午前1時30分ごろに本震を経験したが、
夜だったこともあり、眠れない日々と見えない恐怖の中で過ごしたのを覚えている。
前震のときはお風呂に浸かってた時で、
湯船だけでなく浴室全体が大きく揺れた。
ひとまず閉じ込められないよう、浴室の扉だけは開けたが、
揺れている間のしばらくは何が起きたのかさっぱりな感じ。
まさか大分で震度5,6レベルの地震がくるとは思ってもみなかったからだ。
1回目の地震が来たあとも余震が頻繁に起こり、少し揺れるだけで飛び上がった。
ガラスの揺れる音や振動、地響きがこんなにも恐怖に感じるとは…
詳細なニュースは朝になってからだったが、1回目の地震が起こったことで
どこか安心していた部分がある。
小さな余震はしばらく続いていたが、
さすがに昨日のような強い揺れはもう無いだろうと。
なので2回目の本震には命の危機を覚えた。
熟睡していたであろう時間帯に容赦なく地震は起こり、
揺れている途中でパッと目が覚めた。
1回目の地震と比べても明らかにデカい揺れ幅で時間も長い。
仰向けになっている状態から起き上がることも出来ずに、
ただ揺れが早くおさまってくれるようにと布団の中で祈り続けた。
後にも先にも2年前のような恐怖を感じたことはない。
そして、いざ大きな地震が起こった時なんて人は無力なものだ。
そう感じざるを得ないほど、何もできなかった。
幸いにも物が落ちてきて直撃したり、建物が倒壊することは無かったが、
もしそういった状況の中にいたら、
果たして何か行動することが出来ただろうか?
いま過ごしている場で何か起きたときに…
と考えるほどにキリがないが、
想定できる備えを日頃から意識しておくだけでも随分違うと思う。
自然災害なんてのは、いつどこで起こってもおかしくない、
その前提のもとで、必要最低限でも身を守る行動をしたほうがいい。
自分が意識している事としては、
・就寝部屋に倒壊するような物は置かない。
・近くにスリッパを用意しておく
・緊急時に必要なもの(スマホ、健康保険証、財布など)は一つにまとめておく。
・タオルと水を枕元に用意する
などなど、ほんと必要最低限って感じだが、
出来ることから少しずつ意識するのが何より大事だと思う。
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